徐州漢畫像石蕓術館(徐州市漢畫像石藝術館)は徐州博物館に所屬し、風光明媚な雲龍山西麓に位置する漢畫像石の収蔵?展示?研究を専門とする博物館です。國家二級博物館および國家AAAA級観光地に指定され、省?市の愛國主義教育基地、文明単位、社會科學普及基地、江蘇省優秀博物館としての稱號を有しています。前身は1956年に設立された「江蘇省徐州漢畫像石保管組」で、1989年10月に正式に創設され、2007年の拡張工事を経て現在の南北二館構造となりました。敷地面積は2萬平方メートル、建築面積は8,200平方メートルを誇ります。北館は漢唐様式を模した伝統建築で、本堂を中心軸に三つの庭園と回廊で構成され、南館は近代建築様式を採用しています。
當館が所蔵する貴重な石造文物は、彫刻技術の面で南北朝時代の石刻造像の基礎を築き、絵畫様式では魏晉の蕓術風潮を先駆けました。內容面では「刺繍のような漢代史」と稱されるほど、漢代社會の実相を生き生きと伝えており、陰刻線と浮彫りの二大技法が織りなす陰柔の美と陽剛の気は、漢畫像石蕓術の真髄を體現しています。
漢畫像石は現実主義と浪漫主義を融合させ、人々の日常生活から鬼神世界、祥瑞思想、死生観までを精緻に表現し、當時の物質文化と精神文化の全てを網羅して、歴史研究において重要な価値を有しています。
常設展「大漢王朝——石上の敘事詩」(南館)では精選370點余りが、「漢石遺珍」(北館)では清末から1989年に発見された貴重な160點余りが展示されています。7つの展示室と延べ206メートルの展示スペースで、徐州漢畫像石の全貌と研究成果を立體的に紹介し、來館者に漢代の生活文化を深く理解していただけます。
2015年8月29日には南館內に「程大利藝術館」が開設され、彭城畫派を代表する著名書畫家?程大利氏の代表作40點余りを常設展示し、「彭城畫派」の指導者として程大利先生の卓越した蕓術的業績をよく表しています。
【基本情報】
所在地:江蘇省徐州市泉山區湖東路5號
開館時間:火~日曜日 9:00~17:00(16:00入館受付終了)
休館日:月曜日(祝日を除く)