◇ 展示時間:常設展示
◇ 展示場所:徐州博物館
土山漢墓は江蘇省の文物保護単位で、徐州市南部の雲龍山北麓にあり、現在は徐州博物館の敷地內にあります。『水経注』などには「亜父塚」と記載されており、地元では範増(はんぞう)の墓とも呼ばれていますが、考古學的発掘により、東漢時代に徐州に封ぜられたある諸侯王の陵墓であることが判明しました。
土山漢墓の封土堆の高さは約16メートルで、その下に3つの墓があり、その中の2號墓は主墓で、墓の構造は復雑で、墓道、東、西耳室、甬道、前室、後室と回廊で構成されています。墓の中で出土した各種の文物は約5000件(セット)です。土山二號墓は現在國內で発見された東漢時代の保存が比較的完備で、情報が最も豊富な大型の諸侯王墓で、多くの重要な発見が徐州東漢時代の諸侯王陵墓研究分野の空白を埋め、「両漢文化が徐州を見る」を更に歴史の信頼度と學術の支えがあります。
2021年4月、徐州土山二號墓が「2020年度全國十大考古新発見」を受賞しました。これは1995年に獅子山楚王陵がこの栄譽を受賞してから25年ぶりの歴史的な突破であり、江蘇省で2019年以來唯一の受賞プロジェクトであり、江蘇省の地域文明の探索と文化への自信の強化に重要な意義を持っています。