◇ 文化財番號:06372
◇ コレクション名:明萬壽祺綾本柏鹿図軸
◇ 歴史年代:明代
◇ コレクションのサイズ:縦127、橫50センチ
◇ 所蔵品の出所:館蔵
この作品は、彩色?綾本(模様入りの絹織物)に描かれた絵畫です。畫面の筆墨は精錬して巧みで、色を設定して深くて典雅で、気韻は靜かで優雅です。題詩の構想は珍しくて、朗読してもリズムが良く、字體は古風で美しく、萬氏(萬壽道人)の詩?書?畫の三絶を兼ね備えた傑作です。伝世の少ない萬氏作品の中でも特に優れた作品です。上部題跋:「俯視人間九時青 松濤獨坐水冷冷 幾回指點浮雲外 斗極天南有一星 長夏晴旭 筆墨靜好 畫為蓼龕先生壽時 侍史隠朱 方洗硯長 跽以進祝詞之 因其意所謂伊人采蘭以贈庶歳佩徳之報乎、并題一絶句?!筟高いところから人間界を見下ろすと、九つの青山が見える。松林に獨り座り、松濤の音と冷たい水の音を聞く。幾度か浮雲の外を指さすと、天の南に一つの明るい星が見える。長夏の晴れた日、筆墨は靜かで美しく、この絵は蓼龕先生の誕生日を祝って描かれた。侍史の隠朱が硯を洗い、恭しく祝詞を捧げ、蓼龕先生への敬意を表している。古人が蘭を摘んで贈り、感謝の意を表したように、一首の絶句を添えた?!?という意味です。 捺印は「壽道人」で、「壽道人」、「年少」という 二つの印が押されています。さらに、陳半丁がこの絵に箋條を書き、所蔵しました。