◇ 文化財番號:06470
◇ コレクション名:清高鳳翰綾本隷書賀捷詩軸
◇ 歴史年代:清
◇ コレクションのサイズ:縦113.5、橫40.5センチ
◇ 所蔵品の出所:館蔵
この作品は、花綾(模様入りの絹織物)に隷書で書かれた詩軸で、高鳳翰が盧雅雨に送り、その父子の科挙での連続合格を祝したものです。詩の內容は以下の通りです。
「遂初賦手老天臺。潛放高標亦異才,不為科名生眼熟,師家文獻有將來?!?
(孫興公(孫綽)の『天臺賦』は最も有名で、晩年に『遂初賦』を作りました。その子?潛放は家學を継承することができました。)
「老鳳聲清也久聞、人人丹心穴望重雲。碧梧月底笙簧満、又見新飛小鳳群。」
盧雅雨(老鳳)の名聲は長く広く知られており、人々は彼に大きな期待を寄せています。まるで鳳凰が青々とした梧桐の木に宿り、月明かりの下で笙や簧の音が満ちるかのようです。そして今、新たに飛び立つ小さな鳳凰たち(盧雅雨の息子たちを指す)の姿が見られます。詩の末尾には、以下のように記されています:
「小言奉賀寄呈德州夫子世兄聯捷之喜,受業門人高鳳翰拜手?!?
(この小さな詩を、德州の盧雅雨先生に送り、父子の連続合格を祝します。弟子の高鳳翰謹んで。)
作品の下部には、「臣翰印信」、「南阜」という白文印が押されています。右上には「半婷」という印が押され、左下角には「鄧永清鑑賞」という印があります。